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どうといったことのない  平凡な写真が好きだ


by gogonohizashi

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出来る男はAEで撮りJPEGで仕上げる RAW現像を止めよう!

※昨日午後に書いて投稿しなかったエントリー。

本当は、こんな風にあるがままを撮った写真が一番好き。花を撮るのにレフ板を使うなんて馬鹿げている(笑)。ブログトップ左上にも掲示しているが「どうといったことのない平凡な写真が好き」なのである。シャッターボタンを押すだけで楽だし(笑)。

でも、なんの工夫もなく綺麗に撮れるのって理想じゃ無いのかな? 

「俺は写真が上手い」と自慢できるのは一撮影案件で最低30万以上貰っているカメラマンだけ(笑)。クライアントはシビア。本当に上手なカメラマンにはギャラの高い仕事が来る。でも、そういうカメラマンにはシンプルな撮影手法の人が少なくない。殆どの場合に求められているのは難しい撮影が出来ることでは無く、クライアントの望む写真が撮れること。

綺麗に撮れればどうやって撮っても同じ。AEで撮っても構わない。綺麗に撮るのが本当に上手なカメラマンには仕事が押し寄せてくる。このカメラマン受難時代に「休む暇が無くて体が持たない」などと嘆くカメラマンが少なからずいるのである。ああ、我々とは無縁の世界の話をしても意味ないね(笑)。

言いたいことは、よほどの実績が無い限り撮影技量を自慢できるような時代じゃ無いと思うと言うことである。それくらいカメラの性能が凄い。だったらいっそのことカメラ任せでいいんじゃないというのが書こうと思っていること。

11年前に発売された1280万画素のカメラに、日本一安い8,400円のレンズを付けて絞り優先AEで撮った(もちろんAWB)。レンズをシクラメンに向けてシャッターボタンを押しただけ。それでもこれだけ綺麗に写る(白飛びは気にしない・笑)。少しトリミングをしてリサイズしただけの撮って出し(ノーレタッチ)。RAW現像すれば白飛びしている部分の階調が少し出てくるのでもうちょっと綺麗な写真になるだろうけれど私はこれで十分。それにしても初代5Dの絵はいいね〜。MarkⅢの絵より好きだな〜。優しく写るカメラだよ。

この写真はもっと引いて撮っている。その方がいいんだ。我が家のテーブルの上に一鉢の花がある。そういう写真を撮ったつもりなので。でも見苦しい部分を切り落とした。で、良くなくなった(笑)。距離感は大事なのよ。距離感は気持ちを表すから。花のある部屋の写真と、花の写真は全く別物だと言うこと。元ファイルに差し替えるか(笑)。

写真の下の文章を最初に書いた。ちょっと嫌みな文章なので読んで頂かなくて結構(笑)。でも、まだ写真があまり上手でなくて、もうちょっと上手くなりたいという人には役に立つ文章だと思う。

EOS 5D(初代) + EF50mm F1.8Ⅱ ISO400 F5 1/100 +0.3EV AWB JPEG
出来る男はAEで撮りJPEGで仕上げる RAW現像を止めよう!_e0317614_14005841.jpg

使ったカメラは初代EOS 5D。2005年8月発売のカメラ。レンズは日本一安い一眼レフ用レンズ。私は新品を8,400円で買った。プラスチック鏡胴で軽くてとてもいい(130g)。5Dに付けてコンデジ感覚で使える。一眼レフが重く感じられる理由はレンズ重量がかなりあるため。130gしかないレンズだとほとんどボディだけに近い感覚。おまけに人間の感覚は相対的だし「思い込み」がある。「一眼レフは重い」という思い込みがあるが故にこの組み合わせはとても軽く感じる。私はこの組み合わせで本当にコンデジ感覚で常用していた。

本当は横位置で撮影した。横位置の方が自分の見た感じのイメージに近いから。しかし、リビングの配置の関係で横位置で撮影すると右上にスピーカーやらテレビ置き台が映り込んでしまう。俯瞰で撮れば外すことが出来るが、このアングルで撮りたかったので外さずに撮った。写っているのは毎日の大半の時間を過ごす自宅のリビングなので、少し余計なモノが映り込んでいても自分では横位置の方が好きだけれど、他人様の目に触れ触れる場に出すのだから縦に切った。※やはり横位置を少しトリミングして載せることにした。自分の撮りたかったアングルだから。縦位置の方が花が大きく写って写真の良さが伝わるけれど…

横位置の写真を縦に切り出しリサイズしただけ。正真正銘のJPEG撮りっぱなし。わざわざRAWファイルを現像しなくても、このファイルに「自動コントラスト補正」を掛けただけでもうちょっと良くなる(笑)。今時のカメラの性能は実に優秀(あっ、これは11年前のカメラだけれど)。出来る男はみなAEで撮ってJPEGでまとめている。出来る男は忙しい(女性関係・笑)のでRAW現像なんてやっている暇な時間は無い。出来るからJPEGでまとめる撮影力があるし(笑)。

最近、AEで撮っているプロが増えているのは本当の話。2年ほど前、写真家の岡嶋和幸さんとお話ししたとき「プライベートではほぼPモードばかり。僕は作品もPモードで撮ります」と言っていた。偉いね〜。感動した(笑)。そういえば、『アサヒカメラ』の最新号(2016年12月号)に掲載されている三好和義さんの連載「楽園写真術」の写真も絞り優先AEで撮影されていた。いまは三好さんほどの大御所でもAEで撮っているのよね〜。でも私に言わせれば当たり前。こんなに便利で高性能な機能を使わない方が勿体ない。

AEかマニュアルかなんてどうでもいい話。どちらで撮ろうと結局露出を自分で決めれば良いのだから。AE派みな露出補正しているわけだし(三好先生の写真も当然そうでした)。マニュアルの方が絶対撮りやすいというシチュエーションはあるけれど、圧倒的に殆どの場合はAEの方が有利。マニュアルに拘泥している方がおかしい。もちろん、好き好きだし慣れもあるから何でもいいんだけれど、マニュアルはAEより「格上」みたいに考えているのはお馬鹿さん。そんなにマニュアル好きなら露出計使うな(爆)。

まあ、写真をきっちり仕上げようと思ったらRAWから手を入れるのは当然として(上の写真にしたってRAWから弄れば白飛びしている花びらの白飛びをもう少し綺麗に見せられる)、AEを上手に活用する方が撮影に集中でき、良い写真を撮ることにつながるというのは本当の話だ。疑うやつは大御所たちに聞き歩け。まずは三好先生から(爆)。

私は毒をまき散らすのが好きなのよ。世の中に良い意味での毒がなさ過ぎるからひ弱な人間だらけの国になってしまったのよ。私の毒は「世直し」。悪意は無いから許してね(笑)。


追記。参考までに10秒RAW現像したファイルも載せておくことにする。やったことはハイライトを落としたことと、ついでに色温度を少し下げただけ。それ以上やると10秒を超えるので(笑)。その結果、僅かであるが白飛びしている花びらの階調が出た。僅かの差ではあるが、たとえ10秒の現像でもRAWファイルを弄った写真の方が綺麗であると思う。

ところで、RAW現像しても白飛びは完全には直らなかった。撮影段階で白飛びさせないようもっとアンダーで撮っておかなければ無理。完全に飛んだ部分のデータは「0」だから直せない。だから、慎重に撮る必要がある撮影ではハイライト基準で露出を決める。ちなみに、この白飛びは簡単に解決する方法がある。すぐに分かった人はなかなかの撮り手(笑)。鉢を少し回して白飛びが出ない向きにすれば一発。ほんの少し動かせば無くなる。でも、あまのじゃくの私は白飛びが好きなの(笑)。

しかし、私はプライベートで撮る写真の白飛びはあまり気にしないプライベートな写真は雰囲気で楽しめばそれでいいので、全体を見て感じよければそれでいい。個々の欠点を探し出すように写真を見ても楽しくない。写真は楽しむことが一番大事。プロじゃ無いんだから。私は、雰囲気的には上の写真の方が好きだ。冬を飛び越して春が来たみたいだから。

ついでだから結論を書いておくと(笑)、JPEG撮って出しで人前に晒せる写真をアベレージで撮れるようになることが大事だと思う。RAW現像はそれをクリアしてから始めれば良い。そういう人のRAW現像写真は下手なプロの上を行く(笑)。最近、初めからRAW現像前提の若い人が多いけれど、下手な写真を沢山撮らないと写真は上手くならない。JPEG撮って出しをブログに貼れば「もっと上手くならないと恥ずかしい」という強迫観念に駆られて上手くなる(爆)。

最後に声を大にして言っておくが、理論の基礎も無いカメラママがRAW現像なんてしてはいけません。かえって色を濁らせているから。身も蓋もない話でごめん。でも、間違いを教えてもらえるというのはありがたいこと。良薬口に苦し。お後がよろしいようで(笑)。


どうでもいいけれど、カラフルで中学生向きの受験勉強用テキストみたいだな〜(笑)。まあ、内容的には40年前の中学生カメラ少年レベルだからちょうどいいか(爆)。初級者向け通信教育でも始めようかな(笑)。

出来る男はAEで撮りJPEGで仕上げる RAW現像を止めよう!_e0317614_14515394.jpg


by gogonohizashi | 2016-12-19 03:00 |